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京都スローフード協会・レンテッツァ例会


新入会員の紹介
 京都スローフード協会レンテッツァのメンバーとして新たに加わった方の紹介を兼ねて、各々の自己紹介を行いました。

 皆さん程よくお酒もまわっており、ご自身の仕事について、食に関心を持った理由や興味について、様々な内容での紹介が行われました。中でも印象に残っているのは、漆器の良さに関するお話でした。
 漆器は、古代から生産され、江戸時代には日用品として食卓に登場していましたが、現在は、陶磁器が主流で、漆器は、茶道や華道、冠婚葬祭の贈答品等での需要が多くなっています。しかし、「漆器を見たこともない人にも興味を持ってもらいたい。塗り物の良さを知って欲しい、裾野を広げたいという思いは今の時代だからこそ強くある」と仰っていました。
 同時に、「私たちは文化と一緒に商品を売っています。文化がなくなったら私たちは要らなくなります。」という思いがあって、和の文化の演出の一端を担えることに多大な誇りをお持ちだということが、言葉の節々から伺い知ることができました。
 とりわけ、「汁物をいれた器をもつとき、熱い器の上縁を指先でつまむようにして持つことがあります。漆器なら木製で、やさしいぬくもりを感じながら手のひらで椀の側面をもつことができます。器をもって口に食べ物を運ぶ、和の食文化の趣をときどきはゆっくり堪能してみてはどうでしょう。木のぬくもりと漆の柔らかい口当たりが特徴です」というお話は、使い捨てカップが横行する中で、便利さだけを狙った故に我々が失いつつあり、そして忘れかけていることの一つだと改めて認識しました。
 ところで、最近の研究で、天然の樹脂成分である漆を塗った板の表面上で、一定量の黄色ブドウ球菌・大腸菌・サルモネラ菌・腸炎ビブリオ菌が、24時間後にはゼロになるという殺菌効果が確認されました。そこで、家庭で普段に使う器という点に注目し、抗菌効果のある漆器を売り出すことで業界全体の需要拡大を期待しているようです。



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