さあさあ、いよいよお待ちかねの乾杯!一仕事(お勉強)終えた後のビールの味わいたるや、格別なことこの上なし!あの喉ごし、ングングングングあの爽快感、プヒャーっ!お勉強の疲れなぞどこへやら。暑いからこそ美味い。心の底から生きてて良かったと思える瞬間。 ビールといえば、やっぱり青空の下。 開放感溢れる屋外で、ビールを片手にクーッと一杯。 みんなとワイガヤ酌み交わすビールの味。 京都の暑さは話には聞いていたが、これほどのものとは。 この日、最高気温はなんと36度。6月ともなれば、こんなものなのだろうか。 暑さの中、最初の頃は皆さん熱心に話を聞いて、メモを取ったり質問をしたり。 しかも、お勉強中はアルコール厳禁。 時間の経過と共に、体内温度も上昇し、最高潮に達したところで、いよいよバーベキュー。 吉兆風バーベキューにはワインが良いかも!?ということで、ワインを用意した。 しかし!この暑さには、気取ってワインなんぞ飲んでいる場合ではない。 皆、一番に手が出るのはビールだった。そして、肉、肉、肉。 野菜の食べ比べで、美味しいとはいえ、飽きるほど野菜を食べた口は、最早野菜ではなく肉を欲していた。 紀州備長炭を火元に、吉兆自前の食材が、モクモクとあがる煙の中で次から次へと焼かれていく。 焼けども焼けども、食べる速さに追いつかず、吉兆スタッフは大粒の汗を流している。 吉兆の若主人で、京都スローフード協会のアドバイザーである徳岡氏は、酒を片手に! 6時も回れば、すっかり陽も落ち、バーベキューにはうってつけの状況に。 すっかり出来上がっている人もいれば、話に興じる人も。 いつもとは趣向が違う会で、皆さん会話が弾む。 初めて会った人同士、話は尽きない。
美味しさは、「味覚」だけで感じると思われがちですが、実は「臭覚(食べ物の匂い)」、「視覚(盛り付け)」、「触覚(舌触り)」、「聴覚(サクサクとした音)」のように五感をフル稼働させて感じるもの。 目の前で野菜の下ごしらえをし、網の上で焼かれるその様を目にし、 皮がパチパチと焼けて弾ける音や、肉の脂がジューッとコミカルな音を耳にする。 焼けるに伴い芳しい匂いがその辺の空気を満たし、 そうこうしているうちに、手際よく一口大に切られた肉や野菜が盛り付けられていく。 テーブルに運ばれてきた肉や野菜たちは、大いにその姿をアピールし、どことなく美味しさを醸し出している。 野菜や肉が焼けるまでの時間、目や耳を大いに刺激され、そして、出来立てを待ってましたとばかりに頬張るこの瞬間。 これもまた至福の瞬間。 確かに暑かったが、それも含め、あの日の数時間が、今尚良い思い出として、皆さんの心の中に刻まれていることを願って止まない。