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無農薬野菜収穫&吉兆風バーベキュー 2005/6/26
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2005/8/1公開
TEXT & PHOTO by Chiiho SANO

皆さんから寄せられた感想

 当日、参加した会員の堀江さんより、このイベントの感想を頂きました。会員を代表しまして、ここに掲載いたします。ご協力ありがとうございました。

「有機・無農薬野菜栽培」

 イベント第1部では、まず、長澤氏ご本人から有機・無農薬野菜栽培の説明をしていただきました。「暑い中お集まりいただきありがとうございます」と長澤氏。簡単な栽培に関する説明の後、実際に長澤氏の畑に入り、ナスを参考にその特性・栽培方法・栽培時の苦労等の説明を受けました。出来のいいナスと出来の悪いナスを手に取り、その違いとその理由をわかり易く解説していただき、大勢の参加者からも質問が飛び交いました。
 「有機・無農薬野菜は、従来の野菜に比べるとやはり消費者のニーズが少ないんです。生産者は生計を立てるため市場での評価に見合う野菜を作る。その市場での評価は言い換えれば消費者のニーズということができる。消費者は価格を優先し、形がきれいで、清潔な虫のない商品を望む。だから、農家は売れる商品を作るために農薬を使ってしまう。」
 厳しい農業の現実と、それを省みることのない私たち一般消費者の存在。そう説明する長澤氏から、安全性やその品質よりもついつい価格を優先してしまう私達の購買のあり方を指摘されたように感じました。また、同時に農薬や化学肥料を使用せざるを得ない状況の中での、長澤氏がいかに多くの苦難を乗り越え、努力し続けているのかを知ることができました。
 私達が思わず手にとったナスが、どのような経緯で作られ、そしてそれを購入することでいかなる影響を与えるかを考えることは非常に重要なことであり、それは消費者としての「義務」に相当するものだと思います。人間生活において不可分であった「生産と消費」の関係が、過度の産業化により見えにくくなった現代社会において、この両者が互いにコミュニケーションをとることは必要不可欠です。市場原理に身を任せず、積極的に消費者側から生産者側への働きかけをすることは、両者の関係を築く契機となり得、そして今回のイベントのような、関係を築くきっかけとなる場を提供することは価値あることではないでしょうか。

「野菜の食べ比べ」
長澤農園の野菜たち

 続く第2部においては、長澤氏が丹精こめて作った「野菜」と日頃私達が目にすることの多いスーパーの「野菜」との食べ比べを行いました。その際、2つの皿を用意し、参加者がどちらが長澤氏の野菜かを当てるという形式で行いました。そのため、ひとつの食べ物をじっくり比較した経験が少ない私としては、食べることの期待と同時に「区別ができなかったらどうしよう」という不安も少なからず抱いていました。
 しかし、その不安は長澤氏の野菜を口にした瞬間、払拭されました。まず比較したのが「きゅうり」。一方のきゅうりは「小ぶりで、形が良く、見慣れた」印象。もう一方のきゅうりは、「大ぶりで、ごつごつし、あるがまま」といった印象。そして、両者をそれぞれ割り、口にするとその差は歴然。前者は、味が薄く水っぽい反面、後者は明らかに「甘味」を持っており、その甘味と水分とのバランスが絶妙に保たれていました。私を含め、皆さんも少なからずその違いに気づくことができたのではないでしょうか。
 また「ナス」を比較した時は、有機栽培の方の皿はなくなり、スーパーの方の皿は余ってしまうといったことが起こり、参加者一同が、長澤氏が作る野菜とスーパーの野菜との明らかな違いを感じることができた瞬間だったと思います。
 比較することで、長澤氏が手間隙をかけて作った無農薬野菜と、マスプロダクションによって工業製品化された野菜とが、味という結果においてここまで明確な違いを有することに私は衝撃を受けました。もちろん、その他参加者の皆さんもそのように思われたに違いありません。しかしながら、それぞれのプロセスを見れば、この結果は必然的なものですが、今回のイベントのような「比較する」という機会がなければこのような当然な結果も見過ごしてしまっていたように感じます。そういった意味で、それぞれプロセスの異なる野菜を比較することは、有機・無農薬野菜を世の中に広め、また長澤氏のようなそれらを生産する農家の方々を支援する「始めの一歩」となりうる、非常に価値ある手段であるということができます。
 イタリアのブラを本部とするスローフード協会に「味覚教育」という理念が謳われていますが、その大きな理念のひとつが体現できたとはいえないまでも、今回の野菜を「比較する」イベントが私達「京都スローフード協会」が今後活動を続けていく上での大きなヒントになったのではないかと思います。(堀江和博)

今後期待する事柄
  • 酒倉訪問
  • 料理講習会(野菜中心)
  • 料理教室(吉兆で)
  • 野菜の栄養、効能についての講演
  • 旬の素材でBBQ
  • 食農教育の為の坊さんの講和(食に感謝する気持ち、精進料理と京文化)
感想&コメント

*美味しくて楽しいバーベキューでした。こんなに美味しいBBQは初めてで、感激しました。また是非企画してください
*貴重な体験が出来ました。
*次回は、子供にも体験させてあげたいです。
*もっと有機野菜について知りたいので、少しずつでも質問できる機会を作って欲しいです
*京都として誇れるものなどの紹介もして欲しいです