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無農薬野菜収穫&吉兆風バーベキュー 2005/6/26
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2005/8/1公開
TEXT & PHOTO by Chiiho SANO
有機野菜で医者いらず、究極の健康を!!

 「わぁ、甘い!」 農薬や化学肥料を使わずに丹精込めて作った野菜を食べると、多くの人からこんな声を聞きます。甘いといっても所詮野菜です。しかし、化学肥料で育てた野菜はアクがあって、生では食べにくいものですが、農薬や化学肥料を使っていない野菜は、瑞々しくぎゅっと凝集した野菜本来の甘味を感じることが出来ると言います。これこそが本物の野菜の味。生で食べると甘味があってその美味しさがより一層分かることでしょう。
 また、野菜は季節を敏感に捉えていると言われています。土壌の状態は季節で変化し、それに伴い野菜も、例えば秋冬野菜は越冬のために糖分をできるだけ蓄えようとするように、冬野菜は甘味がどんどん増します。そして何よりも、味などが凝縮されているので少量でも満腹感があります。有機野菜を食べていると病気にもなりにくく、たとえ病気になっても回復が早いということで、薬と医者いらず! 野菜一つ一つは高いかもしれませんが、そのお陰で病気にならない、医療費が必要なくなるとしたら、結果的には安くなるのです。突き詰めて考えると、究極に経済的なのかもしれません。美味しく、安全で、健康的で医者要らず。これを実現するのが有機野菜だとしたら…。

長澤氏の説明に聞き入る参加者
長澤氏の説明に聞き入る参加者
有機野菜は苦労の賜物

 究極の健康を提供してくれる有機野菜。それなりに値段が高いということは容易に想像がつきますが、では一体何故高くなるのでしょうか。それはやはり、有機農業はとても手間暇が掛かる農業だからです。例えば有機農業に欠かせない堆肥作り。冬の間の様々な作業を経て完成までに数ヶ月かかります。しかし、化学肥料なら市販されているものを買ってくるだけで良いのです。化学肥料や農薬を使えば農作業ははるかに楽でしょう。夏は雑草との戦い。しかし除草剤を使えば、それを散布すれば終わりです。
 そして、有機農業は始めるにあたり、実際の“手間”以上に大きなハードルがあると長澤氏は言います。そのハードルとは、これまで長年農薬と化学肥料を大量に投入してきたことで土は疲弊しており、化学肥料を与えないと野菜は最早殆ど成長しないということ。当然、そうなると有機農法での収穫はゼロになり、収入もなくなってしまいます。これらのことを考えると、実際問題、化学薬品を使っていた土壌から有機農業への転換することはとても難しく、転換当初は多大なるリスクと背中合わせだと言えるのです。それでも諦めず試行錯誤の結果、何とか有機農業でもやっていけるという確信が生まれ、今に至っていると言います。このような苦労や努力を知れば、有機野菜の値段も妥当だと納得できるのではないでしょうか。

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