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無農薬野菜収穫&吉兆風バーベキュー 2005/6/26
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2005/8/1公開
TEXT & PHOTO by Chiiho SANO

食文化は、親から子へ、家庭で育まれ伝えられていきます。 子供たちの味覚の画一化と“食”への興味の喪失が問題になっている日本。一方で、海外では和食が大ブーム。 しかし今、少しずつ、欧米化した日本人の食卓では昔ながらの家庭の味を伝えようという動きが始まっています。

食べることは生きる基本。

 "食"は、人間が生きていく中で最も重要な要素の一つです。どんなに時代が変わろうが、どんなに経済が変動しようが、太古の昔から現代に至るまで、毎日繰り替えしてきたことです。そして、"食べること"は、空腹を満たすための手段ではなく、人をハッピーにさせるものだと思います。美味しいものを口にした時の幸福感は、きっと誰にでも経験があるはずです。
 しかし、社会のグローバル化、分業化が進むにつれ、作るという行為から食べるまでの距離がどんどん離れてしまっています。その距離が大きくなればなるほど、人間にとっての"食"は、受動的、抽象的、機械的なものになりつつあります。

"美味しい野菜でハッピー"の真価は如何に?

 最近は、わざわざ料理などしなくとも、デパ地下やコンビニへ行けば、食べたいものが何でも買え、包丁やまな板がなくても暮らせてしまう社会です。また、○○に効くといえば、途端に売り場の棚が空になります。食生活は一見華やかで平和、そして豊かに見えます。しかし、本当に豊かだといえるのでしょうか。近頃どこでも目につく「ほんもの、安心、安全、おいしさ」を謳うキャッチフレーズとは裏腹に、内実はとても「お粗末で危うい状況」ではないでしょうか。子供のころから添加物使用の加工食品ばかりを食べていると、栄養バランスを崩すばかりか、味覚も発達しません。そんな状況では当然、食べるということの大切さも必要性も特に意識することなく、その結果、"食"というもの自体がとても縁遠いものと感じられてしまいます。
 しかし、その一方で、人間の食に対する興味がなくなっているかというと、そうではありません。世界各国の料理が気軽に何時でも、そして最高の味で食べられる国は、地球上にも日本を於いて他に無いと言っても過言ではないでしょう。
 今、食育という言葉が巷に定着し、小学校などでは"食"を教育に取り入れているところが少なくありません。この食べるという行為を通じて、現代社会が抱える矛盾や問題点も見えてきます。 また、子供たちの中に、食べることへの興味が増え、その結果、味覚の発達にもつながります。小さい頃から五感を刺激し、味覚経験を増やすことは、現代の子供たちにとって、とても重要なことです。また、五感を使って、色や形、味などいろんな角度からモノを観察することで、様々な味の表現、物事を多角的に捉える力、感受性が生まれます。
 そこで、今回試みた企画が、市販野菜とオーガニック野菜の食べ比べです。参加者の皆さんに、実際に食べ比べた感想などについて、アンケートを実施しました。日ごろあまり使わない感覚をフルに使い、存分に野菜の味の違いを感じて頂けたようです。

どちらが有機玉ねぎ?   味の違いで判るか?
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