すだち〜栄養満点、まさに小さな巨人!!〜
徳島県の特産物を代表するすだちは、香酸柑橘類の一種で真夏に濃い緑色の果実と白い花、さわやかな香りと上品ですがすがしい風味が特徴。その生産の95%が徳島県で、花は県の花として指定される程、徳島の人には親しまれている。
学名はシトラス・スダチ・ホォートと呼ばれ、大正時代に東京帝国大学農科大学の白井博士が命名。鳴門市の大麻町にある大麻比古神社の裏山にすだちの原木があり、それが県下に広がったと言われる。
本格的に栽培され始めたのは昭和30年代以降と言われ、昔はどの家にもすだちの木があり自家用に使っていた。ハウスでの栽培は3月下旬から8月中旬にかけて、そのまま料理に添えて絞って使う「生果用」として出荷される。露地栽培は8月下旬から10月中旬までの短期間に収穫され、「生果用」ともっと先で食卓に届く「貯蔵用」と、絞り汁にして使う「加工用」に分けられる。
サンサンと照りつける太陽、澄みきった空気、きれいな水など自然の恵みをたっぷり浴びたすだちは香りや風味、果汁と三拍子そろった天然の調味料。ハウス物はどうしても香り・酸味が薄く、また冷蔵物は香り・酸味がまろやかです。ただ、すだちの本当の味を堪能するならやはり露地物に勝るものはない。
基本的にそのまま、切って、料理に果汁を絞ってその香りや風味を楽しむ。さわやかな酸味と芳香が食欲を増進させてくれ、味のアクセントとなるので減塩効果もある。焼き魚、刺身、冷や奴、漬物など醤油をかけて食べるものはもちろん、鍋物やうどん、そうめんなどの出汁にもよく合う。また、お酒と合わせたり、レモンのようにジュースやシャーベットにしたりお菓子に使ったり、様々な味わい方がある。
スダチの大きさは、約30〜40gと小さく球形。果皮はグリーンで秋には黄色になる。熟しすぎると酸味が強くなりすぎるため、香りが良いグリーン色の間に販売される。
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様々な使い方
◆絞る
冷奴(刻みネギとスダチで爽やか風味で)、焼き魚(秋刀魚や鮎など焼いた魚に香りづけ)、マツタケ、てんぷら(スダチの酢がさっぱりと油味を抑える)、鍋(つけ汁にギュッと絞れば、一味変わる)
◆下ろす・刻む
スダチの皮にも風味のエキスはたっぷり。おろし金で下ろしたり、包丁で細かく刻んで、茶碗蒸しやお吸い物、そうめんの薬味にも。
◆浮かべる
薄い輪切りにして紅茶やお酒に浮かべる。他にもカクテルや、チューハイ、シャーベットなど喉越しのよい爽やかな風味がプラスされる。見た目もキレイでフレッシュな香りが食欲をそそる!!
◆お風呂に
使い終わったスダチを5〜10個程度お風呂に浮かべて、「スダチ風呂」。
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徳島の種なしスダチが品種登録、果汁割合高め全国へ(2004/6/15)
徳島県は14日、開発した種なしスダチ「徳島3X1(さんえっくすいち)号」が農林水産相から品種登録を受けたと発表した。果実の大きさは従来の種ありと変わらず、通常7、8個ある種がないため、果汁の割合が約10%高い。2005年から苗木を県内農家に供給し、消費市場を従来の関西から関東に広げる起爆剤に仕立てる。
種なしスダチは徳島県農林水産総合技術センター果樹研究所が1991年に開発に成功。その後10年かけ、着果の安定化や量産技術の確立に取り組み、01年に品種登録を出願、今月4日に登録された。徳島県すだち・ゆこう消費推進協議会が中心となり、苗木約8000本を農家に供給し、08年から全国に向け出荷する。
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小粒でかわいい形に栄養たっぷり!
すだちは、小粒でかわいい姿の中に、様々な栄養がギュッと詰まっている。すだちと同じ「香酸柑橘」と呼ばれるレモンと比較しても、可食部100gあたり、カルシウム約2.5倍、カリウム約2.5倍、さらにレモンには含まれないビタミンAがたっぷり含まれている。果肉にはビタミンCが豊富で「リモネン」という成分が醸し出す香味は、心気を整える効果がある。
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