スローフード運動は、ローマ市にマクドナルドの第1号店が誕生したことに危機感を抱いたイタリアの人たちがはじめた運動です。
食材を大切にし、料理に工夫をし、食事を仲間ととり、食事の会話を楽しもうという運動です。
伝統的な食材には、職人芸という文化や工芸という、長年育んできた貴重な背景があります。もしこのような食材が作られなくなると、単に目の前の食材が消えるだけでなく、職人や職人が育んできた文化そのものが消えてなくなることを意味しています。
スローフード運動とは、消えては困る伝統の食材や食習慣を再評価し、消えてしまいそうな農産物を守ると共に、高品質な食品を保護し、普及していこうという運動です。
つまり、伝統や技術、様々な環境によって育まれた食文化を、今後も失うことなく大切に守っていこうという運動です。
そして、スローフードとは、食の楽しみを人類へ呼び戻そうとする運動です。人と人、人と自然の関係性の根底にこそ食があるという思想を掲げ、スローフード運動は食に関わる人々の間に共鳴者の輪を広げていこうとしています。
スローフード協会について
スローフード協会は、1986年、イタリア北部のビエモンテ州ブラに発足しました。
その後、スローフード協会は活動の場を世界に広げ、2003年10月現在で、全世界104カ国にその運動は広がり、会員数は7万7870人までになりました。
3つの基本指針
活動の指針として、次の3つをあげています。
消えつつある郷土料理や質の高い小生産の食品を守ること。
質の高い素材を提供してくれる小生産者を守っていくこと。
子供たちを含めた消費者全体に、味の教育を進めていくこと。
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