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2004年10月21日から25日までの期間、イタリア・トリノのリンゴット見本市の展示会場にて、スローフード協会(本部:イタリア・ビエモンテ州)主催、第5回サローネ・デル・グスト(味覚の博覧会)“World Meeting of Food Communities”が開催されますが、この博覧会の人気イベントである”Theater of Taste(味覚の劇場)“と”Dinner Dates(ディナー・デイト)”に、今回日本料理代表として初めて、京都スローフード協会レンテッツァのオフィシャル・アドバイザーである嵐山吉兆・徳岡 邦夫氏が選ばれ参加する運びとなりました。
サローネ・デル・グストは、二年に一度開催されるスローフード協会主催の博覧会で、今回のスローガンは、”Food Communities(食品の共同体)”。つまり、スローフード運動の、伝統や技術、様々な環境によって育まれた食文化を、今後も失うことなく大切に守っていこうという主旨のもと、アンデス山脈でジャガイモを生産する百姓に始まり、サマーセットの伝統的シードルの生産者、エチオピアの高級麦を栽培する村の代表者、地元特産米”バスマティ”を持参するデラドュン地域のインド生産者、アジアの放牧民の羊飼いたちまでが、世界60カ国の参加者がこの博覧会に集まってくることになっています。
この博覧会の中でも一番の人気イベントは、"Theater of Taste(味覚の劇場)"と"Dinner Dates(ディナー・デイト)"です。世界の第一線で活躍するシェフを招聘して、地域の味を披露する場です。味覚の劇場には、今年、13人のシェフが招待されていますが、その中に日本料理代表として初めて、嵐山吉兆・徳岡 邦夫氏が参加します。
会場は、円形劇場を思わせる構造になっており、一つの大きな調理台と巨大スクリーンが設置され、テレビカメラが撮影する映像をリアルタイムで映写する仕組みになっています。シェフ独自の創作によるレシピの秘訣を、中継で説明しながら大衆の前で実演するわけですが、シェフの手の動きや仕草など、一挙手一投足がスクリーンに映し出されます。同時に、舞台裏ではシェフやその助手たちが説明している正にその料理が調理されているわけです。そして、それらのショーの終わりには、完成した料理が観客の試食用に提供されます。
ディナー・デイトは、世界的に有名なシェフ自身が得意とする特別な料理を提供し、一般参加者と一緒にその料理を共にする機会となります。更に、人気あるレストラン、歴史あるワイナリー、城、美しいカントリーハウスなども開放され、素晴らしい雰囲気を料理と共に堪能することができます。徳岡氏はこのイベントにも参加し、腕を揮うことになります。
京都スローフード協会・レンテッツァ(SLOWFOOD KYOTO LENTEZZA, レンテッツァ)は、イタリア・スローフード協会の支部の1つで、2003年8月に登録されました。京都には、京野菜や、京都の食材を活用する京料理という伝統があります。和食の世界というのは、何にも増して伝統を重んじる世界です。だからこそ、今まで連綿と受け継がれてきています。その一方で、伝統は、常に新しいものを取り入れているから続いていくのであって、常に変わってきているはずです。流行に一番敏感な若者こそがこれからの伝統を作っていかなければならないと思います。そのためにも、これからの伝統を担う若者に、質の良い材料で調理された日本の伝統食を味わい、それを作る生産者に感謝し、ゆったりとした時間の中で、「健やかさ」、「豊かさ」を育む活動を通して、幼稚園や小学校の児童向けに食品の生産から流通などを教育する”食育”などの実践、伝統食の保存や環境問題などを考えるワークショップの開催”など”食育の場”の提供を目的に、スローフードさながらスローに進めております。3ヶ月に一回程度、会員とその間の活動等についての報告の場を持ち、徳岡氏が取組んでいる幼稚園児、または父兄を対象にした講演活動もサポートしています。
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